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* 猩々池から1kmほど登ると、椎の木の原始林の中に、朱塗りの山門が見える。 この寺は、称徳天皇時代の神護景雲2年(768)年、和気清麻呂によって開かれた寺院であるという。 本尊の聖如意輪観世音菩薩(重要文化財)は一木造りで、奈良時代に造られたものといわれ、神戸市内で最も古い仏像である。 大龍寺の名称は、和気清麻呂がこの山で僧道鏡の刺客に襲われた時に、御本尊が大蛇になって彼を守り、霊験を感じた清麻呂がこの地に伽藍を建立したことにちなみ、「大龍寺」と名づけたと伝えられている。 再度山の蛇ガ谷も、その大蛇にちなんだ名称とされている。 大龍寺は、それ自体が多々部城であったので、赤松則村の時代には兵火で焼かれたが、正平6・観応2(1351)年、その子・範資が再建した。 現在の寺の建物は、徳川時代に再興されたものである。