介護問題において、自立といえば身体的自立のみを考えがちですが、本当の自立を支援する上で、身体のみならず経済的、精神的自立も見逃してはいけません。
介護で利用者に係わっていく上で経済的なことにもいち早く気づくことが重要です。
その上で、介護者は利用者とよく話し合い、民生委員や福祉事務所のケースワーカーに事情を話し、対応を依頼しなくてはいけません。
全ての人が自分の意思で自分らしく生活できるように支援するということです。
ホームヘルパーはサービスを「させていただく」のでもなければ「してあげる」わけでもなく、「サービスを提供する」のだということを忘れてはいけません。
ホームヘルパーは「目の高さが等しい関係」であり、医師や保険師は「指導する関係」と言えるでしょう。
ですからホームヘルパーが優位に立った関係を作ってしまい、その何気ない一言で利用者を傷つけるといったことがあってはいけないのです。
認知症がかなり進んでいる利用者でも、その係わり合い方ひとつで改善に向かうということも考えられるのです。
高齢者は、人生の終焉に向かっているのではありません。
人間の成熟に向かって努力し続けているのです。
それを決して忘れてはいけません。
それと、介護者と利用者は一定の距離を持った関係であり続けなくてはいけません。
ホームヘルパーは常にのめり込まず、凛とした態度が必要です。
利用者からホンの小さなプレゼントも受け取ってはいけません。
それは、個人的な関係を避けるためです。 |