北野天満宮 布引ハーブ園 新神戸ロープウェー 相楽園 北野工房のまち 不動坂の北野三本松 ハンター坂
* トア・ロードに面した「北野工房のまち」は、平成10年(1998)7月に、オープンした。 昭和6年(1931)に建てられた旧北野小学校の校舎を利用したもので「新しい」神戸ブランドを発信しようと、手作りチョコレートやケーキ、地ビール、靴など神戸の伝統産業の遺産を受け継ぎ発展させた20の工房がある。 神戸の地場産業の有名なものには、酒造業、洋菓子製造業、ケミカルシューズ製造業、洋服仕立業、真珠加工業などが挙げられる。 たとえば、神戸の洋菓子は、本国の味を持ち込んだ高級で、手作り、生菓子であるなど、大量生産の菓子とは異なって、品質に独特な持ち味があることで人気がある。 ドイツ人のフロインドリーブは、第1次世界大戦で日本の捕虜となったが、そのパン焼きの技能の優秀さ(本国でマイスター)が認められ、敷島パンで技術を伝え、やがて、自分の店を中山手町に構えた。 ドイツ人のユーハイムは、大正13年の関東大震災で、横浜の店から神戸にやって来て、洋菓子を販売する店舗を三宮にオープンし人気となった。 ロシア人のバレンタイン.F.モロゾフは、大正6年(1917)のロシア革命で、命からがら神戸の地に来て、高級なチョコレートを製造し販売した。日本の夏場でも、とろけないチョコレートを開発するのに苦労したという。 北野工房のまちには、それぞれの店舗の自慢の品が製造販売されて、土産物として持ち帰る人々が多い。 異人館の設計にしろ、洋菓子の製造にしろ、神戸開港後、一流の外国人技術者が、真剣に日本の風土にマッチする物造りに励んで、こうべの発展に寄与したことを感ずる。